自賠責保険は、自動車・原動機付き自転車の所有者と運転者が、必ず加入しなければならず、俗に「強制保険」とも呼ばれています。
全ての自動車に加入が義務付けられていますので、自賠責保険へ未加入だと、とうぜん違法になります。
以下では、自賠責保険の様々なケースの賠償金額や、12ヶ月・24ヶ月・25ヶ月の料金表を掲載しています。
自賠責保険は、交通事故の際、加害者が負う経済的な負担を補てんする事によって、被害者を救済する「対人賠償の確保」を目的にしています。
事故で、死傷した相手側の運転者とその同乗者、あるいは歩行者等の対人賠償に限られている為、加害者の怪我や自動車の破損には、賠償金が支払われる事はありません。
ちなみに、賠償金の最高限度は、1事故1名につき、死亡3000万円、後遺症障害4000万円、障害120万円となっております。
1度の事故でも、何人も被害者が出た場合は、それぞれに対してこの限度額まで支払われ、何回事故を起こしても保険金額は減額されません。
事故の際、他人を巻き込んだ加害者に対して、たとえ過失がない状況でも、賠償責任が発生します。この賠償責任を「無過失責任」と呼びます。
ちなみに被害者に100%過失があった場合は別になります。
が、これまで被害者に全ての過失があったと認められた事例は、非常に少ないようです。
ほとんどの場合、加害者が賠償責任を負っています。
そして、この自賠責保険の証明書を車に積んでいないだけで30万円以下の罰金。
有効期限がきれている場合で、1年以下の懲役、50万円以下の罰金となります。
簡単にではありますが、自賠責保険の保険料を以下に紹介しています。
25ヶ月 | 24ヶ月 | 13ヶ月 | 12ヶ月 | |
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軽自動車 | 22,650円 | 21,970円 | 14,300円 | 13,600円 |
普通自動車 | 25,750円 | 24,950円 | 15,930円 | 15,110円 |
※2011年1月20日に自賠責保険の収支の悪化を懸念し、政府審議会で平成23年度と平成25年度に分けて、段階的に自賠責保険料を改定することか決定しました。それにより、2011年4月1日から自賠責保険料が値上げになります。